あの世には天国と地獄がある。地獄は八大地獄と八寒地獄の二つに分かれ、さらに二百七十二の細かい部署に分かれている。そんな広大な地獄で、膨大な仕事をサラリとこなす鬼神。それが閻魔大王第一補佐官・鬼灯(ほおずき)である! ――人にとっての地獄。それは鬼にとっての日常なのです。ドSな補佐官・鬼灯に、上司の閻魔大王は涙、涙……そんな日常です。冷徹でドSな鬼灯とその他大勢のわりかし楽しげ地獄DAYS!
その男には誰にも言えない秘密がある! 58歳サラリーマン2児の父。希望もなければ人望もない冴えない男。しかしある日を境に男のすべては一変する――。『GANTZ』で漫画表現の極地を切り拓いた奥浩哉がおくる、全く新しい世界がここに!
江戸の世、天下人・徳川家康は甲賀(こうが)と伊賀(いが)という忍法の二大宗家を相争わせ、十人対十人の忍法殺戮(さつりく)合戦の結果どちらが生き残るかによって、三代将軍の世継ぎ問題を解決させることにした。だが憎み合う両家にあってそれぞれの跡取り、甲賀弦之介(げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)は深く愛し合っていた――。時代に翻弄(ほんろう)される忍術使いたちのあまりにも過酷な運命の幕が上がる!!
都内の高校に通う藤井八雲のもとに突然、パイという少女がチベットの奥地で行方不明になった民俗学者の彼の父の遺骨と手紙を持ってやってきた。手紙によると、少女は不老不死の術を操る伝説の妖怪の唯一の生き残りであり、人間になる方法を探しているので力になってやってほしいという。一笑に付した八雲だったが、人面鳥タクヒに襲われて重症を負い、まさに死ぬところを少女の術に救われ不死人"无(ウー)"として蘇る。かくして不死身の肉体を得た八雲は、額に第3の眼を持つ妖怪少女パイと共に人間になる方法を求めて旅立つのだった。